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残7 これが原点! 初代旭山ポストカード12枚セット「北のどうぶつえん旭川市あさひやま」在庫のみ

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2004年制作のポストカード12枚セットです。
イワン、コユキ、リアンとモモ、ザブコ・・・

商品名には「旭山動物園」という文字はありません。
当時はまだ名称を使用する許可が降りませんでした。
そうです。旭山動物園(旭川市)が許可をした商品が無かったのです。
今では考えられませんが、試行錯誤の末、「北のどうぶつえん旭川市あさひやま」としました。

現在も園内の売店として営んでおられる「厚友会」様に販売の相談を賜ったところ、来園数や客層(ほぼ地元北海道中心)を考慮すると「失敗に終わるかもしれない」と心配されましたが、作品をアピールしたいという思いから強行制作に至りました。

その後、しつこく園にお願いし、「旭山動物園」の名称使用の許可が降りました。
その記念すべきアイテムは、写真絵本「うぁー、すごーい」でした。
来園者増に伴い商品や売店も増えましたが、「前例」の第一歩はそう簡単ではありませんでした。

そして、忘れてはいけない当時の活動があります。
今津秀邦が撮影を始めた頃、今のNPOになる前の「旭山動物園くらぶ」は売店も活動資金もない中、代表だったTさんが撮った手作りポストカードをコツコツと販売し、ボランティア活動の糧としていました。暖かな素晴らしい写真でした。
そんなひとつひとつの細やかな証が、今に繋がっています。

今では沢山の企業が旭山動物園の商品を販売して寄付に繋がる素晴らしい循環があります。
今津秀邦の商品はどちらかと言うと、ポスター撮影に連動したイメージ戦略（お土産として渡した相手が行ってみたいと思うビジュアル）が制作意図の柱でした。

映画も含め、今津秀邦作品の販売商品はこのポストカードが原点です。
倉庫に残っていた僅かな数で販売終了となります。